RYT500講座、ご卒業おめでとうございます。


GANGES YOGA SCHOOL主催
全米ヨガアライアンスRYT500講座
第1期生

ご卒業おめでとうございます。



第1期生は未経験からヨガを始めて3年ほどかけて、500時間のTTCを修了しました。

自信を持って大丈夫、立派なヨガの先生、ヨギーニになりました。

練習や学習を継続して、よくここまで成長をして、やり抜いたなと熱い想い、大きな感動をもらいました。

思いやり、愛と調和が詰まったTTCになりました。

毎週いただいていた、創庵Cafeさんのベジタリアンランチも美味しかったです、感謝。

最高に幸せなヨガの時間を共有できて良かったです。

ありがとうございました!!!

Shanti.



卒業レポート
RYT500講座を受講した感想 Aさん

この8ケ月は長いようで、とても短い8ヶ月でした。RYT200講座からの同期と一緒にRYT500講座でヨガを学ぶことに、特に迷いや不安はなく、むしろもっと深くヨガを学べることに期待でワクワクしながら初日を迎えました。しかし、初日から始まった瞑想の時間。足が痺れてあまりの沈黙に耐え切れなくなりそうになり、まさにタパスでした。ただただ座り、何も考えずに呼吸に集中して心を静かにする。考えないと思えば思うほど、頭の中がいっぱいに。人生の中で今までこんな時間、あっただろうか?記憶の中では一度もなかったことでした。タパスとしか思えなかった時間が、いつの間にか、今ここに集中していると、リラックスした心地良い気持ちになり、終わった後はスッキリとし、すべてのことから開放感を得られるような気持ちになりました。回数を重ねていくと足の痺れもほぼなくなり、自然に体も順応していくものだと身をもって感じることができました。忙しい毎日の中、瞑想を行うことで、こんなにも穏やかで静かな時間を始めることができたことに嬉しく思います。RYT500講座を受講していると、一生のうちで今このタイミングでヨガを学ぶことは、すでに決まっていたことだと感じます。「この世界の全てとは?」「本当の自分とは?」「自由とは?」バガバッドギーターを学び、生きる上でのヒントを沢山もらい、それを素直に受け入れることができました。ダルマに沿って生きる事。私にとってのダルマとは?まだまだ課題も多いですが、何度も繰り返し学んでいきたいと思います。これからの人生をもっと生きやすく、モクシャへと近づく事が出来る様、日々ヨガの生き方を実践しながら、自分に与えられている役割を正しい姿勢をもって果たしていきたいと思います。一人でも多くの人がヨガに気付き、ヨガを学び、幸せな世界が訪れますよう心から願います。最後にヨガを学ぶ素晴らしい機会を与えてくれた、すべてに感謝をいたします。ありがとうございました。

卒業レポート
バガバッドギーターを学んで Aさん

RYT500講座の中で一番興味があり楽しみにしていたのがバガバッドギーターでした。自分1人で学ぶには、とても理解が難しく手が付けられなかったからです。RYT200講座でヨガスートラを学んでいたおかげか、ほぼ抵抗なく、むしろもっと学んでみたいという気持ちになる時間でした。バガバッドギーターではカルマヨガ・ニャーナヨガ・バクティヨガについても深く学び、日々の生活をする上で、悩み迷いの解決法を教えてくれました。ヨガは幸せを足す方法ではなく、苦しみの原因を手放すこと。苦しみの原因となる執着や無知を理解し、不要なものを手放していく。たくさんの幸せが欲しいと望むことは、欲望となり執着を生み、苦しみを増幅していくという事を学び、今までの自分は欲望の塊で、自分で自分を苦しめていたのかと思うと恥ずかしくなりました。バガバッドギーターの知識を理解するには、まだまだ時間が掛かりそうですが、じっくり時間をかけて何度も繰り返し学んでいきたいと思います。1日のTTCが終わりバガバッドギーターを読み返すと、すんなりと言葉の意味が頭の中に入ってくる、知識が自分の中に入ってくる、そんな感覚がとても心地よく、幸せな気持ちになりました。知識だけでは意味がないように、日々ヨガを実践し、正しい目的を理解して過ごしていきたいと思っています。結果を求めず、結果に執着せず、ただその時に自分か果たすべき役割を果たす。自分がすべき役割は何かを考え、自分の成長、周りの人の幸せを願いながら、行動を純粋にしていくことを大切にしながら、これからまだまだ続くヨガライフを楽しんでいきたいと思います。バダバッドギーターを学べたこと、本当に私の人生の中で幸運なことです。

卒業レポート
アーユルヴェーダを学んで Aさん

アーユルヴェーダと聞いて、何の知識もない私は、昔からある民間療法で身体の悪い所を治療したり、頭にオイルを垂らして、身体に心地よい施術をしたりすること。そんなイメージを持っていました。本来のアーユルヴェーダは、インドやスリランカで医学として長年にあたり研究され発展した、体系的理論に基づいている伝統医療でした。個に対するアプローチに優れていて、個々に合った積極的に寿命をまっとうするための心身のメンテナンス法などが多く説かれているそうです。その中でも呪術例の話は、開運・繁栄・安穏になるための呪文、髪の毛が増進する呪文、女性からもてる呪文など、何千年も前から人の悩みや欲望は変わらないものだと思ったら、面白くつい笑ってしまいました。アーユルヴェーダでは人の体質には、ヴァータ・ピッタ・カパの3つの単体体質や、複合体質があり、簡易診断してみると私はヴァータ体質でした。体質により特色がだいぶ違う事にも驚きましたが、ヴァータ体質の特徴を見たときに、自分に当てはまることが多い事にも驚きましたが、その中で心と体の健康のためにどうすべきか?どんな食事をとった方が良いのか?など、今後、日常生活の中でも学んだことを積極的に取り入れ、日々の暮らしを心地よくし、不調を整え、病気を予防できるよう実践していきたいと思います。アーユルヴェーダの実習で驚いたのは、セサミオイルを使用してのうがいです。口の中にオイルを入れたら気持ち悪いのでは?と感じていましたが、いざ行ってみると口の中はスッキリし、ほうれい線予防にもなるとの事で続けていきたいと思います。

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解剖学を学んで Aさん

解剖学では頭蓋骨から始まり、脳の仕組み、ストレスの種類、小脳の働き、脳内物質などさまざまなコンテンツを学ぶことが出来ました。初めて聞く用語も多く、生まれてから何十年と付き合っている自分の身体のことですが、全くと言っていいほど無知でした。解剖学の授業では実際に体を使っての時間も多く、エネルギーの方向性やチャクラを意識してのチベット体操を行ったり、体幹が効果的に使えるようになる練習だったりと、ヨガのレッスンや練習に役立つ内容が多く大変勉強になりました。普段何気なく練習しているアーサナを実践する場合、解剖学の知識があった方が効率が良く効果的だと知りました。ヨガのアーサナを行っていると、つくづく人間の身体は素晴らしいものだと感じることが出来ます。毎日の練習のおかげで、出来なかったアーサナが、いつの間にか出来るようになったり、筋肉がつき身体が少しずづ変化したりと、人の身体はいくつになっても変わることが出来ること。そして、自分を変える事ができるのは自分だという事も。今回、解剖学を学び、自分が指導する立場になった時、参加した方が不安にならないよう、正しい知識をもって指導しなければならないという責任感も生まれ、少なからず不安もありますが、解りやすく丁寧な言葉で伝えながらレッスンを進めていきたいと思います。レッスンに参加した方が、私のサポートで安全かつ効果的にアーサナ上達へと進めていけたら幸せなことだと思います。その為にも、まずは自分から日々アーサナに向き合い取り組んでいきたいです。

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RYT500講座を受講した感想 Bさん

RYT200講座から3年目の挑戦でした。ヨガとはこの先どうなっているんだろう、好奇心のみでした。毎週の講座の内容が全て深かった。瞑想の時間がとても大変で足が痺れました。集中とか瞑想とかの以前の問題でした。動かずに座っていることがこんなに難しいものかとつくづく思いました。まさにタパスという言葉がぴったりで、最後まで講座が続けられるか不安でしたがやり遂げることが出来ました。バガバッドギーターでは毎週レポート提出がありました。バガバッドギーターの内容を先生が説明してくれますが、なかなか頭に入らずに苦労しました。サンスクリット語の単語の意味が覚えきれず、常にテキストを振り返ってのレポート作成になり時間が掛かりました。アーサナですが柔軟性・筋力ともに身体がまた変化したように思います。後半になると難易度が高いアーサナにも取り組み、なかなか思うようにいかず、特にアームバランスは挑戦が続きます。どの分野でも食べ物の質と、食べ方についての説明がありました。「アグニを整え、アーマをためず、オージャスを高める」「食事を整えることで腸の状態が良くなる、腸と脳の密接な関係」「精神状態が良くなる」「免疫力を向上する」など食べ物との関りも深いようです。野菜中心で食べ過ぎないことを実行したいと思います。300時間を終えてみると、やりきった達成感や充実感を感じます。良い経験でヨガを終わらせないように、マインドフルネス、今ここに集中し自分自身の本質に戻れるように生きていきたいです。ありがとうございました。

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バガバッドギーターを学んで Bさん

12章より。いろいろなカルマ(行い)は知識を受け取る理解に必要な、心の浄化と、心の落ち着きを得るためです。その準備が整った人は教えを受ける機会を得ます。それがイーシュヴァラの恩恵で先生が現れ、知識を追求することになります。よく理解しなければならないのは、モクシャとはすでに達成されている事実です。誰もモクシャを与えることは出来ません。そこにある無知を知識によって取り除くだけです。自分自身と離れているものは何もありません。何かと1つになるわけでも、誰かに取り除かれたり、与えられたりしてモクシャを得るわけではありません。知識を得るきっかけを与えてくれるのがイーシュヴァラからの恩恵です。恩恵が必要なのは二元性のない本質を受け入れ、適切な人に出会うためです。無知によってサムサーラの中にいるので、最終的に無知をなくすことがモクシャへの道だからです。カルマの結果の与え手として、イーシュヴァラは私たちに結果を与えます。その恩恵により正しい繋がりと、ヴィヴェーカを高めるために必要な教えを得ます。その教えによって重ね合わせが取り除かれ、自分自身についての知識を得ます。過去にしてきた学習の続きをカルマの結果によって、今、行っています。誰かが何かをしてくれるのではなく、今までの自分の歩みの結果。今の人生もどう歩めばよいかを、必然的に知ることが出来ます。イーシュヴァラの恩恵は、何か特別な形でやってくるわけではありません。それは、自分の努力の結果です。これは理解するべき重要な事だと思います。どのような行いの結果でもイーシュヴァラ・プラサーダとして受け入れ、その結果を手放す。それは「カーマを手放すことと同じことになります」この講義がバガバッドギーターで、1番響きました。

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アーユルヴェーダで学んだこと Bさん

インド・スリランカで発展し「チャラカサンヒタ」によって書かれた文献です。文字はサンスクリット語。伝統医療、予防医学の側面があります。寿命を全うする為のメンテナンス法、強壮や若返りの優れた方法も多く説かれています。インド神話によるアーユルヴェーダの起源「乳海撹拌説」の乳海と分離から「大切な物が取り出される」は重要なキーワードです。
アーユルヴェーダの定義
サマドーシャ(ドーシャのバランスよく)
サマガグニスチャ(整った消化力で)
サマダートゥ(身体組織がバランスよく)
マラクリヤ―(老廃物を適切に排出し)
プラサンナアートマエンドリヤナマハ(魂・感覚器官・心が喚起に満たされている)
スワスティッティヤビディヤテ(それが健康である)
宇宙を構成する五大元素
私たちの身体は宇宙の縮図として、大宇宙と小宇宙として捉え、分離されることなく五感を通して繋がっています。宇宙全体と人間の構成要素は、同じ五大元素から構成されるため、自分の身体は自然の中の1部になります。
体質理論とドーシャの働き
五大元素を3つに別け、ドーシャの構成バランスは1人ひとり異なり、その違いが個性でありその人の特徴になります。
ドーシャの特徴
ドーシャの増減は心の働きとも深く関わります。受精時に決定するドーシャをプラクリティと言います。プラクリティは、その人のあるべき姿でであり本質です。
ドーシャの変動
時間や季節ごとに変わります。時間や季節を考慮しながら生活することも健康を維持促進するために大切です。
トリグナと、トリドーシャの関係
体質である「ドーシャ」と、心の質「グナ」は常に密接な関係です。サットヴァな状態は、ドーシャのバランスがプラクリティに近いと考えられます。サットヴァを意識した生活スタイルは、心身の健康促進、維持に繋がります。
アグニ
食べ物の消化と体内の代謝の働きを行っています。それが正常に行われると、オージャスが生成され健康へと導かれます。
アーマ
アーマが蓄積され毒素として体内に定着、蓄積をすることが病気の原因となります。適切な排出と生活習慣の改善が行われないと、ドーシャやマラ、ダートゥへの影響が強まり悪循環に入ります。
オージャス
生命の維持に欠かす事の出来ないエネルギーで、活力の元になります。増加すると心身のバランスが整い、1人ひとりが持つその人本来の魅力が輝き出します。
食事理論
「アハーラ」食べ物の事、身体に取り込まれる全てを指す言葉。消化できなかった食べ物がアーマとなり、体内に蓄積される事が病気の原因になると考えられます。

卒業レポート
解剖学から学んだ脳と腸とヨガの繋がりのまとめ Bさん

頭蓋骨は脳頭蓋と顔面頭蓋の15種類と、23個の骨で構成されている。脳は大まかに3層構造になっている。ヨガは脳の扁桃体と海馬にアプローチしストレスを抑制、快眠が出来るようになる。
代表的な7つの脳内物質について
①ドーパミン
幸福ホルモンとも呼ばれ、アーサナなどで目標達成すると分泌しやすい。
②エンドルフィン
体と心の鎮痛ホルモンで108回の太陽礼拝などで分泌しやすい。
③アセチルコリン
充実すると、ひらめき力も研ぎ澄まされて、仕事効率が向上。深い瞑想状態の時も分泌しやすい。
④セロトニン
心の安らぎホルモンで、ゆっくりな呼吸でヨガを行うと分泌されて、心が穏やかになる。
⑤メラトニン
入眠ホルモンで日中にセロトニンを活性化させると、夜間のメラトニン分泌量も多くなる。質のよいシャヴァーサナでも多くなる。
⑥ノルアドレナリン
脳内の興奮作用で長期間分泌を続けたら、休養を作る事が必要。
⑦アドレナリン
身体的な興奮作用で、体を動かして、その日のうちにストレスを解消する。
マインドワンダリング
過去や未来などの不安や恐れで、心が動いている状態。
マインドフルネス
今ここに集中している心の在り方。今、この瞬間に集中することは、精神の安定・落ち着きを得る。今に集中をして瞑想することで、最終的に心が安らぎ、心が浄化される。
脳腸相関
脳から放出される心の安らぎホルモン、セロトニンの95%は腸で生成されていたり、ストレスを感じるとお腹が痛くなる。腸の調子が悪いと不安感が増すなど、脳と腸は密接な関係がある。お腹を整えることでアーサナがやり易くなる。